〜暮らし〜 身の丈にあった暮らしこそ
東日本震災後、人は我先に、物がないと買いだめをした。
ガソリンを入れるために多くの人が並んだ。
更に、原発事故の恐怖から、放射能被害を通り越して、野菜や魚の買い控えにまで走った。
確かに東日本震災は想像を絶するもので、被災者の気持ちが分からない訳ではない…が…。
本当に物資が必要とされる新生児はじめ、病人に速やかに行き渡らなかった事は残念だった。
行き渡ったように見えて、実は隅々まで届くには時間がかかった。
我先に自分の不安を取り除くような行動は、却って混乱を巻き起こす。
心を静めるのは難しい…。
だけど、必要最小限の生活は何か考えなきゃ、皆が立ちゆかない。
なるべく、無駄な買い物や、無駄な電気の浪費をさける生活転換を、今、はからなきゃならない時なんだろうね…。
困難が起こった時こそ、身の丈にあった生き方が求められる。
そして、乱れ飛ぶ情報に溺れない事も求められる。
人間は、地球の微妙なバランスの上に存在し、それは人間の力の及ばないもの…。
きっと、人間の力を超えた働きによるものなんだろな。
そうした地球の上に「今、生かされて生きている」という、謙虚な気持ちをどこまでも忘れず、持ち続けたいよね。