応え合い通じ合う農業の理想



*通じるモンあるんやわ〜
いつもDA〜は突然思い出して言う。
「そや、そや、こないだ設備の事で、役所に電話して、キレてもたやろ。
あの後、違うおっさんから電話かかってきたんや。」

ゲ…。
また、なんか言うたんかいな。

「それがなぁ。エライため口やねん。」
「ホンで、また、キレたんか。もう!」
「ちゃう。ちゃう。ホンマやったら、役所のモンが、いきなりため口で、電話してきたら、わし、その場でキレとるわ(笑)それがやな、エライおもろい、おっさんやってん。」
「おもろい、おっさん?」
「そや。もう、田舎丸出しの、農業してまっせ。みたいな、エライおもろい、おっさんや。」
「どんなん?」
「まぁ、最初は設備の話、しとったけど、世間話になってな、こんなヤツおるのは、どう言う事やねん。言うて、今までの話、したんやわ。」
「また、アホな事言うたんやろ。何言うてんな。」
言うてへんわ。新規就農するモンに、色々言うヤツおったやろ。電信柱にも頭下げるぐらいにならな、地域に、よそもんは入り込めんとか。」
「あぁ、おったな。」
「あれ、言うたら、おっさん、何て言うた思う?」
「それぐらい、我慢して、やりなはれ言うたんか?」
「ちゃうな。おっさん、そないな事言う人は、ほっときなはれ。誰が言いますねん。ときた。」
「マジ(笑)」
「ほっときなはれやで。笑ろたわ。今まで、そんな事、言うヤツおらんかったやろ。」
「おらん。おらん。で?」
「それからやな、今の時代、農業したい言うて来る人おったら、こっちが、お金払うてでも、してもらわなアカン時代や。それを、誰が、しょうもない事言うてまんねん。ときた。」
「マジ!メチャエエおっちゃんやん!笑ける〜。」
「やろ。今までマニュアル通りの答えしか、言わんヤツがほとんどや。それがやな、おっさん、自分も農業しとってな、よー現場の話、理解しとるねや。」
「やっぱ、そーなんや。そー言う窓口になる人は、実際に同じ現場に立たなアカンわ。」
「わしも、思ったわ。金、払てでも、新規就農者に来てもらわなアカン言うたん、おっさんが初めてやで。おもろいやんか。」
「え〜おっちゃんや!でも実際、そーちゃうか。高齢化・後継者不足。だんだん空き地増える一方やろ。」
「だからやな、そういう相談や、農業していく上でアドバイスする窓口には、あの、おっさんみたいな、ため口でもええ、田舎丸出しでもええ←すみません(笑)そういう実際農業しとるモン置かなアカンねん。分かるやろ。」
「そやな。ため口だろうが、田舎もんだろうが←何度も勝手に想像(笑)置かなアカンわ!」

農業を、身近に感じること。
それこそが、今、必要とされている、農業の再出発点ちゃうかな。
机上のマニュアルより、現場に立って農家の声を聞く。
コミュニケーションはマニュアルよりも数百倍も価値ある生きた教材。

団魂の世代が、定年を迎え自給自足生活をしたいと願うのも、日本人の原点、農に憧れの気持ちを持ってるからやん。
希望者の増えてる、市民農園も予約待ち状態。
お〜い。聞こえてるかぁ〜。
もっと、もっと、農業活性化させてや〜。
現場に立って見る事が、未来を開くのには、メチャ重要やで〜。

あれ?聞こえてないみたいやわ…。
DA〜吠えてええで〜(笑)