〜人生〜 生と死

あたしは、人生まだ半ばにして、人の死を、人の3倍は見てきた。

同級生の事故死、病死、知人の家族の死、身内の、人生を全うした死…。

死は、生と隣り合わせに、常に存在する。

自分の力で生きてるって考えてたら

「生かされて生きている。ありがたいことだ」とは思わない。

「自分の命は自分のもの、自由になる」ってのが常。

でも実際「もう、どうにもなりません」って言われたら、うろたえる。

そういう人の心をケアするのは、マジ大変やと言われる。

生の延長上に死があるんじゃなく、うちら、ひとりひとりは『死を背負って生きている』。

人は本当に『生きてきたように死んでいく』ということ。

言い換えると『人は生きてきたようにしか死ねない

しっかりと生きてきた人は、しっかりと亡くなっていき、適当に生きてきた人は、適当に亡くなっていく。

人に感謝して生きてきた人は、うちらに感謝をして亡くなられ、人々に依存して生きてきた人は、医者や看護婦に、依存をして死んでいかれる。

今までの生き方が、その人の死に方にみごとに反映される。

恐ろしいほどに…。

都合のよい人生を求める生き方をしてたら、苦しむんかもしれん。

それも、自分の最後。それは、それで仕方ない。

これが、いいとか悪いとかはない。

ただ、死に接した時、悔やまないようにしたい。

そして、人の最期に接するときには、心より「ありがとうございました」と、御礼が言える事。

身内の死に直面した時、残されたうちらは、命が長い短いとか、何をしたか、どんな人間であったのかを、すぐ評価しようとする。

亡くなった人を通して『命の大切さ』を教わってるのにな…。

人の死を通して、自分の命を見つめ、命の存在を大切に、しっかり生きていかなきゃ。

この、生と死について、色んな意見が聞ければ、またひとつ、学びになります。

時間のある方は、よろしくお願いします。