〜暮らし〜 今を生きる

*伝わる思い

鯛のあら煮を作ると必ず、作り方のコツを教えてくれた祖母を思う。
祖母は今年で95歳。
「何故生まれ、何故生きているか分かるか。」
この言葉が、ずーっと胸に残ってる。

毎日は変化の連続で、良い事ばかりちゃう、悪い事も起こってくる。
先々も、どっちに転ぶか分からん。
きっと、そーゆーのは、毎日の生きる姿勢に、かかってくるんやろな。

誰も必ず亡くなる命やさかい、その限られた命の中で、どうやって暮らしていくか…
生活の仕方、生き方全てが、先々の命の運び方に繋がっていくんやわ。

苦労したって、今を生きる自分の問題として受け止めなアカンねんな。
自然・人との関わりで、今の自分の生き方を改め、

先祖も、今を生きる自分も、そして未来の子孫をも願える。
そんな生き方したい思うで。

楽しみも苦労も、自分の生き方次第や。
あたしが、何で生まれ、何で生きとるか、おばぁちゃん、それはな、口には出せんわ。
アホやし、説明出来んし(>_<)
でもな、人として生まれた以上は、他の命あるモンより恵まれてるて、よ〜分かった。
その命は粗末にせーへんし安心してやヽ(^o^)丿


あ〜あ
こんな話、祖母が元気なうちにしたかった…。

数カ所前、祖母は脳梗塞で倒れ、一命を取り留めたけど、話す事も、動く事も出来なくなった。

でもな、おばあちゃん生きてる間は、隣で、しゃべりまくるし〜。
聞いててくれてるやんな。